5.苦しかったときの話をしようか 森岡 毅著

先週、3年ぶりに学生時代の友達と2人でお酒を酌み交わした。

最初「仕事はどうだ」「彼女はどうだ」「結婚するのか」「あいつは結婚したらしいぞ」など二十代後半に差し掛かった俺たちは二十代後半の人間が喋るような話をした。

 

昔からの悪い癖だが酔いが回ってくると、口にストップがかからなくなってまくしたてるようにいつも考えていることや人生・信念や哲学の話をする。

 

一通り話し終えると彼が言った「パウルマン先生がめちゃくちゃ意識高くなってて驚いた」

 

おお、確かに……

ツイッターでブスとDQNとキョロ充とサブカル女の悪口しか言ってなかった。こいつにも学科の女の悪口ばっか言っていた。

 

今は「自分の人生」「社会でやり易くするには」「自己実現」「俺のイカれた友達のこと」

を考えることが多い。

イカれた友達云々については後日別の記事にする。

 

所謂俺は「意識高い系」になったのだ

 

ミニマリストもやってみたいし、ボディメイクもやりたいし、積立NISAや時間や家計のマネジメント、簿記も勉強してみたい。

まーやりたいことがいっぱいあるわけよ。

仕事は相変わらずしたくないんだけどね。

 

そんな意識高い系の俺がお勧めするのは

 

「苦しかったときの話をしようか」という本。

 

著者は、USJのV字回復を実現させた豪腕マーケターらしい。

昔のUSJって過去の映画のアトラクションだけだったけど、ハリーポッターを契機に日本のアニメとかゲームとか色々打ち出すようになって、活気がすごくなったじゃん?

それを仕掛けた張本人らしい。

めちゃくちゃ有能じゃん。

 

娘が就職に悩んでていろいろ熱っぽくアドバイスしようとしたら煙たがられたからその内容を本にしたらしい。

 

えぇ……

 

娘だけでなく就職・転職に悩む人全ての人必読の本となっております。

 

出てくるエピソードはスケールがデカくて有能で、努力家で頭のキレがハンパないって感じの成功者っぽいエピソードが多くて、自分の能力や環境と見比べて本当に嫌になってしまう。

 

だがこの人の言う「ナスビは立派なナスビになればいい。無理してきゅうりやトマトにならなくてもいい」という言葉にとても共感を覚えた。

 

社会という物は自分の得意な分野のプロになってお金をもらうところだ。

野球で食えるならサッカーをやる必要はない。

一日中機会をイジる技術系の人が営業のようにペラペラと軽快に話さなくてもいい。

英語ができないなら、無理して外資系の会社に行かなくてもいい。

若い子が苦手なら年寄り相手の商売をすればいい。

型にハマらず自分の得意なところを精一杯やれってことだ。そして無理やりトマトにしてくる環境からは逃げること!

そのために自分の特徴を精緻なまで認識して、他者に周知させて成長することが肝要になってくる。

 

だが日本人は「自分は何が得意で何が苦手なのか」を考えることが苦手だ。

「苦手です。」って言うとバツが悪いし、恥ずかしいし、上司から「苦手です!じゃねぇよ!ちっとは直そうとせんか!」と怒られるのがオチだ。

 

俺は自分のことを、自分の考えていることを誰かに喋るのが大好きだ。

 

俺はこの一本槍を武器にして社会の荒波を泳いで行こうと思う。

みんなこの本によると自分の得意なことを1つ決めてしまうのがいいらしい

もう自分で自分のキャラを決めてそのキャラを忠実に演じるんだ。

立場が人を作ると言うけれども、そうすれば本当にそういうキャラになっていくもんだ。

 

俺もコミュ障だったのがある程度まで喋れるようになったしね

彼女は出来んが…😡😡😡