4.謝罪会見
日本人は、本当に人に謝らせるのが好きな民族である。
「○○大臣がこんなことを言っていた」
「人気芸人△△の過激発言!」
「タレントの××が過去こんなことを言っていた」
「傷つく人もいるんですよ!」
「被害者や遺族の気持ちを考えたら、到底容認できる発言ではない」
「政治家は庶民感覚が分かっていない」
「たくさんの視聴者がいるんだから、責任と自覚を持って〜」
「子どもがこの遊具で怪我したらどうするんだ!」
3.11以降年々過激になっている気がする。
あぁ、うんざりだ。本当に吐き気がする。
気持ちが悪い。
バカな人間の浅くて薄い理論に基づいた正義という名のゴミの塊が淀んで可視化されているみたいだ。
そもそもなぜ現代人は正義を盾に皆で一斉に人を攻撃するのだろう。
みんな教科書で読んだ時はヘッセの「少年の日の思い出」のエーミールのことを嫌ってたはずなのに……
道徳心?
人を傷つけることが許せないから?
匿名の安全地帯から人に石を投げつけるのが快感だから?
どれも不正解ではないけども、正解でもないと僕は思う。
それは
「受診する情報が多過ぎるから」
「情報の発信が容易過ぎるから」
だとぼくは思う。
情報過多の現代では、次々にSNS、ニュースやネット記事から情報が流れてくる。
やれ台風の被害がどうだ。
やれ、大臣が辞任するだ。
やれ、今場所も横綱は休場だ。
次々と情報が流れてくるもんだから1つ1つのニュースについて熟考する時間なんかない。
だから視聴数を集める為の過激な記事を掻い摘んで頭にいれる。
そんなニュースが引っ切り無しに入ってくるもんだからニュースの裏側、書き手の意図、切り取り方、そんなことを想像する暇なんか無いのだ。
そしてニュースアプリからSNSにアプリを切り替えて、想像力が欠如したまますぐにSNSや掲示板投稿するわけだ。
「被害者の気持ちを考える想像力も無いんですか!?」ってね
考えてないから批判もみんな似たりよったりの言葉を使う、
想像する時間がないから虫のように
「誰かが悪いことをした。」→「正論で殴る」
って反射で動いてしまう。
ちょっとは考えて投稿しようよ。
正論だろうと人から非難されるのはつらいってことはいつも上司や先生に正論で怒られてる君たちなら痛いほど分かってるだろうに。
いろいろ言ったけど、ぼくはなんでもないことを大きく取り扱って人を糾弾する人間のことは、ゴキブリとクモとムカデとミジンコを足したキメラの100倍キモいと思っています。
本当にうんざりしています。
「ノイジーマイノリティ」だと横文字でカッコいいから「ゴキブリとクモとムカデとミジンコを足したキメラの100倍キモい人」って呼ぼう。
AI分析でなんとか「マジョリティの数に裏打ちされた正当なクレーム」なのか「ゴキブリとクモとムカデとミジンコを足したキメラの100倍キモい人」のクレームなのかを分別できねえの?
頭のいい人開発を頼みます。